オフィスコムYS-1の口コミは?全8モデルの違いと選び方
2万円台のオフィスチェアを探していると、オフィスコムの「YS-1」がよく候補に挙がります。座面が前後にスライドする機構がこの価格帯では珍しく、楽天のレビューでも評価が高いモデルです。
ただ、いざ買おうとすると迷います。肘なし22,990円から、ハンガー付き30,990円まで、8つのモデルがあるからです。 商品名も「肘付き 可動肘 ヘッドレスト付き メッシュチェア/布張りチェア ランバーサポート ロッキング」のように長く、どれが何と違うのかがひと目で分かりません。
そこで、全モデルの公式スペックと価格を突き合わせ、あわせて楽天のレビュー187件が何を評価し、何に不満を持っているかを調べました。差額に見合うものが手に入るのかという観点で整理しています。
この記事は、オフィスコムの公式サイトに掲載されている価格・仕様と、楽天市場店に投稿されているレビューの傾向を調べて書いたものです。価格・スペックはすべて2026年7月31日時点で確認したものです。
結論:核になる機能は、いちばん安いモデルにも付いています
先に答えを書きます。
YS-1の中核である「座面の前後スライド」「可動式ランバーサポート」「3段階シンクロロッキング」「座面高440〜540mm」は、8モデルすべてに共通で付いています。 ここに差はありません。22,990円のいちばん安いモデルでも同じです。
モデル差は、肘掛け・ヘッドレスト・ハンガー・フレーム色の4つだけです。
そのうえで、こう考えると選びやすいと思います。
標準的なデスクワーク用なら、肘付き26,490円です。 肘掛けは上下・角度・前後スライド・高さ5段階と調整幅が広く、前腕を預けられるかどうかは長時間作業で効いてきます。差額3,500円の中では、いちばん納得感があります。
ヘッドレスト付き28,990円は、優先度を下げてよいと思います。 差額2,500円ですが、レビューで不満が最も集中しているのがこのヘッドレストです。 「低い」「調整が硬い」という指摘が繰り返し出てきます(後述しますが、実は調整できるのに硬くて気づかれていない、という側面もありました)。
予算を抑えたいなら肘なし22,990円で十分です。 人間工学まわりの機能は落ちません。
ハンガー付き30,990円(+2,000円)とホワイトフレーム(+990円)は、機能ではなく好みの問題です。
全8モデルの違い
基本の3タイプ(ブラックフレーム)
表は横に長いため、横にスワイプ(PCは横スクロール)してご覧ください。
| モデル | 税込価格 | 肘掛け | ヘッドレスト |
|---|---|---|---|
| 肘なし | 22,990円 | なし | なし |
| 肘付き | 26,490円 | あり | なし |
| 肘付き+ ヘッドレスト |
28,990円 | あり | あり |
肘なしと肘付きは総高さ1000〜1100mm、ヘッドレスト付きだけ1140〜1240mmになります。重量は17.5kg/18.5kg/18.6kgです。
派生モデル
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| 派生モデル | 税込価格 | 基本型との差 |
|---|---|---|
| ハンガー付き | 30,990円 | +2,000円 コート掛けが付く |
| ゲーミング (黒×赤) |
28,990円 | 同額 配色のみの違い |
| ホワイトフレーム 肘なし |
23,980円 | +990円 |
| ホワイトフレーム 肘付き |
27,480円 | +990円 |
| ホワイトフレーム 肘付き+HR |
29,980円 | +990円 |
ホワイトフレームはフレーム色だけでなく、選べる張地も変わります。 ブラックフレームがブラック・グリーン・ブルー・ダークグリーン・ダークブルーの6色展開なのに対し、ホワイトフレームはテラコッタ・ベージュ・グレーの3色です。差額990円は一律でした。
ゲーミングモデルは、公式の説明でも「ブラックを基調に鮮やかなレッドが映えるゲーミングモデル」とされているだけで、機能面の違いは記載されていませんでした。 価格も標準のヘッドレスト付きと同額の28,990円です。配色で選ぶものだと考えてよさそうです。
出典:YS-1 肘なし/肘付き/肘付き+ヘッドレスト/ハンガー付き/ゲーミング/ホワイトフレーム 肘なし/同 肘付き/同 肘付き+ヘッドレスト(いずれも確認日 2026-07-31)
全モデル共通の仕様
差がつかない部分をまとめておきます。ここが実質的にYS-1の中身です。
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| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 座面高 | 440〜540mm |
| 外寸(幅×奥行) | 700×700mm |
| 座面の前後スライド | あり(全モデル) |
| ランバーサポート | あり (位置調節可) |
| リクライニング | シンクロ ロッキング 3段階固定 |
| 背 | ナイロン |
| 座 | モールドウレタン ・ナイロン |
| フレーム | アルミ |
| キャスター | ウレタン |
| 耐荷重 | 記載なし |
| 保証 | 1年 (会員ログイン 注文で2年) |
| 組立 | お客様組立 (六角レンチ付属) |
耐荷重は8モデルすべてで公表されていませんでした。 体格が平均から外れている場合、判断材料が一つ足りないことになります。ここは事前に問い合わせるしかありません。
会員登録してログイン状態で注文すると保証が1年から2年になります。 手間はかからないので、これは必ずやっておいたほうがよい部分です。
価格差で何が手に入るか
肘なし22,990円 → 肘付き26,490円(+3,500円)
手に入るのは4方向に動く肘掛けです。上下可動式で、角度調整・前後スライド・高さ5段階調整が付いています。重量は17.5kgから18.5kgに増えます。
この価格帯の椅子では、肘掛けが固定式か、そもそも無いことが多いところです。キーボードを打つときに前腕を預けられるかどうかは、肩まわりの負担に直結します。3,500円の中ではいちばん納得しやすい差額だと考えています。
ただしレビューには「肘かけがすぐ動いてしまう(高さは大丈夫だけど角度と前後が)」という指摘もありました。可動域が広いことの裏返しだと考えられます。
肘付き26,490円 → ヘッドレスト付き28,990円(+2,500円)
手に入るのは上下・角度が調節できるヘッドレストです。総高さが1140〜1240mmに上がります。
ただ、ここがレビューで最も不満の集まっている部分です。 詳しくは次の章に書きます。
ヘッドレスト付き28,990円 → ハンガー付き30,990円(+2,000円)
コート掛けが付くだけです。 公式ページにも「ハンガーなしモデルは4,500円安い」と、ハンガーの有無が価格差である旨が書かれています。上着を掛ける場所が必要かどうかで判断する部分です。
口コミの傾向
楽天市場店のヘッドレスト付きモデルのレビューは、**4.59/5(187件)**でした。分布は次のとおりです。
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| 評価 | 件数 |
|---|---|
| 星5 | 124件 |
| 星4 | 53件 |
| 星3 | 7件 |
| 星2 | 2件 |
| 星1 | 1件 |
星4と星5で全体の94.7%を占めています。 低評価はごく少数です。
なお、他モデルのレビュー件数は肘付き31件、肘なし23件、ホワイトフレーム18件と少なめでした。以下はレビュー件数がまとまっているヘッドレスト付きモデルの傾向です。
繰り返し出てくる良い点
座面の前後スライドを評価する声が目立ちます。 「この価格帯にして座面の前後移動が出来る点」「この価格で座面まで動くのはこの商品くらいでは」といった趣旨の指摘が複数ありました。この機構がYS-1の評価を支えている中心だと読めます。
組立のしやすさも繰り返し挙がります。 所要時間は30分〜1時間弱という報告が多く、ボルトが袋ごとに分けられていること、組立動画が公式にあることが評価されています。「中学生が1人で出来た」という声もありました。
そのほか、メッシュの通気性、出荷の速さ、価格に対する満足度が繰り返し出てきます。
繰り返し出てくる不満点
1. ヘッドレストが低い。 これが最も多く、身長170cm台の複数の方が「普通に座ると肩のあたりに来る」という趣旨の指摘をしています。
ただし、ここには続きがあります。あるレビューでは「高さ調整が固くて調整可能な事を見逃していた」「高さを上げると良い感じ」と書かれていました。つまり調整機構はあるが、動きが硬いために調整できることに気づかれていないケースがある、ということです。実際に「ヘッドレストの動きは硬め」という指摘も別にあります。もしヘッドレスト付きを買うなら、まず力を入れて高さを上げてみることをおすすめします。
2. ランバーサポートの支持が浅い・硬め。 「主張はひかえめ」「腰の支えは不安が残る」という趣旨の指摘が複数あります。一方で「硬めの素材だが正しい座り方と高さ調整を適切に行えば全く硬さを感じない」という声もあり、調整して使えているかどうかで評価が分かれています。
3. 座面が硬め。 「沈み込む感じはあまりしない」「長時間使用の負担にも不安」という指摘です。ただし「座面が柔らかなのがいい」という逆の評価もあり、こちらは好みが分かれる部分だと考えられます。
4. リクライニングの段階が粗い。 3段階固定なので「もう少し細かい段階が欲しい」という声があります。加えて「リクライニングはレバーだけでは解除できず、その後に後ろに倒さないと動かせない」という仕様の分かりにくさを指摘する声もありました。
5. 本体が重い。 18.6kgあるので、組立時の取り回しや、部屋の中での移動を負担に感じる指摘があります。「座面プレートが重く取り付け時の取扱注意」という具体的な報告もありました。
6. フットレストがない。 「リクライニング全開にすると身体が反るような形になるので、場合によっては腰に負担がいくかも」という指摘です。深く倒して休むことを想定しているなら、頭に入れておいたほうがよい点です。
出典:楽天市場店 YS-1(ヘッドレスト付き)商品レビュー(確認日 2026-07-31)
不満点を並べましたが、「壊れた」「すぐへたった」という趣旨の指摘は目立ちませんでした。 出てくるのは体との相性と調整機構の作り込みに関するもので、この価格帯として妥当な内容だと考えています。
買う前に確認しておきたい条件
YS-1固有の注意点は次の2つです。
耐荷重が公表されていません。 8モデルすべて記載がありませんでした。体格が気になる場合は事前に確認が必要です。
重量18.6kg・梱包サイズ700×615×360mmです。 エレベーターのない建物の上階に住んでいる場合、この箱を自分で運び上げることになります。オフィスコムは階数制限のある配送で、エレベーターがなければ1階の軒先渡しになるためです。
そのうえで、オフィスコム全体の条件として、納品後の返品は原則できません。 不具合の連絡は到着後6日以内、保証はクッションのヘタリなど経年変化が対象外です。これらの条件と、全国11か所のショールームの所在地は、オフィスコムの椅子について調べた記事に詳しく書いています。座ってみないと分からない商品なので、購入前にそちらも読んでいただくことをおすすめします。
向いている人/慎重になったほうがよい人
向いていそうなケース
- 2万円台で座面の前後スライドが欲しい人。YS-1を選ぶ最大の理由がここです
- 自分の体格に合わせて細かく調整したい人。調整項目の多さがそのまま効きます
- 組立に不安がある人。レビューでは組立のしやすさが繰り返し評価されています
- メッシュの通気性を重視する人
慎重になったほうがよいケース
- ヘッドレストに頭をしっかり預けたい人。 不満が最も集中している部分です
- 腰の支えを強く求める人。ランバーサポートは「浅い」という指摘が複数あります
- 柔らかい座面が好みの人。「硬め」という指摘が多く出ています
- リクライニングを細かく調整したい人。3段階固定です
- 耐荷重を確認してから買いたい人。全モデル非公表です
- エレベーターのない建物の上階に住んでいる人。18.6kgを自分で運ぶことになります
まとめ
YS-1は8モデルありますが、中身の差は肘掛け・ヘッドレスト・ハンガー・フレーム色の4点だけです。座面の前後スライド、可動式ランバーサポート、3段階シンクロロッキング、座面高440〜540mmという中核部分は、22,990円のいちばん安いモデルにも付いています。
そのうえで、標準的なデスクワーク用なら肘付き26,490円をおすすめします。4方向に動く肘掛けは差額3,500円に見合う機能です。ヘッドレスト付き28,990円への+2,500円は、優先度が低いと考えています。レビューで不満が最も集まっているのがそのヘッドレストだからです。
そして、もしヘッドレスト付きを選んだなら、届いたらまず力を入れてヘッドレストの高さを上げてみてください。 調整できるのに硬くて気づかない、というレビューが実際にありました。
楽天のレビューは4.59/5(187件)で、星4以上が94.7%です。不満として挙がるのは体との相性と調整機構の作り込みで、耐久性への指摘は目立ちませんでした。返品が原則できない商品なので、可能ならショールームで座ってから決めるのがいちばん確実です。
夜の睡眠環境についてはミクロガードのグレードの違いを比較した記事に書いています。
この記事の出典
すべて2026年7月31日に確認しました。